私は双極性障害と診断されている当事者です。
そして今、110万円の借金があります。
これは過去の話ではなく、現在進行形で返済中のリアルな話です。
この記事では、
双極性障害の躁状態で散財してしまった体験談と、
そこから見直した金銭管理について正直に書きます。
同じように
- 双極性障害でお金の管理がうまくいかない
- 躁状態で散財してしまう
- 借金をしてしまい自己嫌悪している
そんな方に向けて書いています。
双極性障害の体験談:なぜ借金110万円になったのか
私はフリーランスとして働き、
月収50万〜60万円ほどあった時期もありました。
それなのに、借金110万円。
内訳は、
- 約50万円:スクールへの課金+駆け出し時代の生活費
- 約60万円:躁状態で申し込んだ別のスクール
どちらも銀行のフリーローンです。
当時の私は躁状態でした。
「もっと成長したい」
「今投資すれば未来は変わる」
「これは必要な自己投資だ」
そう本気で思っていました。
でもその後、鬱状態に転落。
スクールの動画は見られず、
教材も手付かずのまま。
残ったのは、毎月の返済だけでした。

双極性障害と躁状態による散財のリアル
双極性障害の躁状態では、
- 判断力が鈍る
- 自信が過剰になる
- 衝動性が高まる
といった特徴があります。
私の場合はそこにADHD特性も重なり、
衝動的な買い物が止まりませんでした。
さらに問題だったのは、支払い方法です。
ほぼすべてクレジットカード。
コンビニもネット通販もサブスクも、全部カード。
「今いくら使っているか」が見えない。
お金を使っている感覚が、ほとんどありませんでした。
そして翌月の請求額を見て愕然とする。
それでもまた繰り返す。
双極性障害の躁状態 × クレジットカード。
これは正直、かなり危険な組み合わせでした。
双極性障害で金銭管理が難しい理由
私は長い間、
「自分はお金にだらしない人間だ」
と思い込んでいました。
でも違いました。
問題は「意志の弱さ」ではなく、
- 衝動性がある
- 気分の波が大きい
- 収入が変動する(フリーランス)
- 後払い決済が簡単に使える
という環境でした。
特に「後払い」は致命的でした。
躁状態の自分に、未来の支払い能力を冷静に判断する力はありません。
現在の金銭管理方法(双極性障害当事者の工夫)
治療を始めたことをきっかけに、
金銭管理を根本から見直しました。
① 日常の支払いは基本的に現金
仕事で必要なAdobeなどのサブスクを除き、日常生活は現金払い。
通販もクレジットカードは使わず、
- デビットカード
- コンビニ払い
を選択しています。
「後払い」をできるだけ排除しました。
② 娯楽費は月2万円と上限を決める
夫婦で話し合い、自由に使えるお金は月2万円に設定。
この中で趣味や、娯楽をやりくりします。
最初は不安でした。
でも現金管理にしてからは、
「今は買わなくていいかも」
「本当に必要?」
と、一度立ち止まれるようになりました。
結果として、1万円しか使わなかった月もあります。
以前の自分からは考えられない変化です。
双極性障害で借金がある人へ伝えたいこと
借金110万円。
決して小さな金額ではありません。
残高を見るたびに落ち込みますし、家族には申し訳ない気持ちもあります。
でも今は、こう思っています。
「私はダメな人間だから借金したわけじゃない」
双極性障害の特性と、
合っていない金銭環境の中で生きていただけ。
もし今、
- 躁状態で散財してしまう
- クレジットカードの請求が怖い
- 借金があり誰にも言えない
そんな状況なら。
まずは自分を責める前に、
仕組みを変えることを考えてみてください。
意志ではなく、環境を変える。
- クレジットカードを使わない
- 上限を決める
- 家族と共有する
- デビットカードに切り替える
私はこれで、やっと止まれました。
まとめ:双極性障害の体験談として伝えたいこと
双極性障害とお金の問題は、決して珍しい話ではありません。
でもあまり表に出ないテーマでもあります。
私はまだ借金を完済していません。
それでも、
「増えていない」という事実だけで、少し前に進めていると感じています。
この体験談が、
同じように金銭管理で悩む誰かの小さなきっかけになりますように。

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